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デロンギ
スマートデザインの
暖房器具で独走

キッチンにあると「ン、やるな」と思わせてくれるデロンギ・ブランドの家電。食まわりの電気製品だけでなく、本国イタリアではヒーター、エア・ケア製品、除湿・エアコン、小物家電や掃除機などを扱う総合家電メーカーとして知られています。

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気鋭のデザイナーとのコラボ
数々の受賞経験を持つ英国のインダストリアルデザイナー、ヨハン・サンターとマーク・モーガンが手がけた、05年登場のシリーズが「ブラッシュド・アルミニウム」。スタイリッシュなデザインを目指した、ハイクラスコレクションです。パンの重みでスロットが自動的に下がるという、ユニークな機能のトースターもあります。
(左)ソリッド感も形も美的。ドリップコーヒーメーカー¥4万5000
(右)6つの運転モードを搭載したハイパワー。パワーブレンダー¥2万3000

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注目の「ジーナ コレクション」
50年代イタリア、敗戦から復興し、陽気に自由に人生を謳歌した人々。その古き良き時代の食卓シーンをデザインによみがえらせたのが、ジーナ コレクション。クリームカラーと流線形が目印で、つまみのダイヤルやスピードメーターまでレトロ・イタリアーノなシリーズ。ほかにパワーブレンダーもあり。都市部での売れ筋、というのも納得。
(左)水量、満水がひと目でわかる設計。電気式コードケトル¥1万1500
(右)解凍、温め直しも1ボタン。ポップアップトースター¥1万1500

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雑貨好き注目のオリジナルグッズ
デロンギはエスプレッソやカプチーノのカップ&ソーサーやミルクジャグなど、オリジナルのロゴ入りグッズも充実しています。これら市販品をはじめ、家電の付属品として同梱されるプチアイテムまで、雑貨好きには人気。オーブンについてくるロゴ入りミトンは日本独自の仕様で、海外ではレアなアイテムなのだそう。
(右上から時計回りに)カプチーノのミルクフォーム用ジャグ¥3000、機器クリーニングブラシ¥924、エスプレッソC&S6客セット¥3675

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表参道にカフェをオープン!
06年の表参道ヒルズ開業と同時に、渋谷から青山に移転オープンした「シンセイバンク・デロンギカフェ」。新生銀行とのコラボレーションなのでカフェ内にATMがあったり、ネットバンキングもOKという新しいスタイルが話題に。もちろんデロンギ社製コーヒーメーカーでいれた、おいしい本場のエスプレッソやカプチーノも見逃せません!
東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ 本館地下3階 11時〜24時 tel:03・5410・7788

画期的な暖房器具から始まった、単機能で設計思想のハッキリしたものづくり

デロンギの歴史
職人のワークショップから始まり、
暖房器具を経て総合家電メーカーへ
イタリア北東部、ベネト州トレビゾという町に、いまから約100年前に産声を上げたデロンギ社。当時はまだ職人たちが作る工業パーツのワークショップでした。1950年代には暖房器具のパーツサプライヤーに成長し、自社ブランドを起こします。1970年代半ばからオリジナルのオイルラジエターヒーターを発表し、市場の支持を受けてその後次々と分野を拡大していきます。
↑トレビゾにある工場。世界数十カ国に展開し、グループ全世界従業員数7500人の企業。
↑デロンギと言えば85年に上陸し、日本では現在でもトップシェアを誇るオイルヒーターが有名。その後発売されたオーブンは、コンパクトながら火力の強さが評判となりました。その後もコーヒーメーカーなどさまざまなキッチン家電を発売し、どれもヒット!(右上から時計回りに)オイルラジエターヒーター ドラゴンB¥5万4800、コンベクション オーブン95FL¥3万4800、コーヒーメーカー¥2万4800

 デロンギブランドの礎となったのはヒーティング技術でした。デロンギ社はイタリアに多く見られるファミリービジネスの形態で、現グループ会社社長デロンギ氏へと代々つながるデロンギ家が中心の経営。クラフトマンの作業場から暖房器具のパーツメーカーに発展し、1975年に初の自社製品、電気式ポータブルラジエターを発表して、躍進していきます。
 オイルラジエターヒーターとは、放熱板に密閉されたオイルを温め循環させることで部屋全体を暖める形式のもの。温風を肌に当てなくとも、壁や床から伝わる熱で温まる輻射熱を用い、スローでナチュラル、空気を汚さない構造がヨーロッパで支持され、1980年には米国市場に進出します。
 ユニークなのは、その歩み。暖房設備一直線でもなく、次には家庭用ポータブルクーラーを、また次には家庭用のヘルシーな揚げ物機、回転式フライヤーを登場させるなど、単機能で設計思想のハッキリしたものづくりを展開している点。日本ではオイルヒーターは85年にはじめて登場し、オーブンは95年、エスプレッソマシンは96年に発売されました。さらにブレンダー、パニーニメーカー、アイスクリームメーカーも登場します。06年秋には、エスプレッソマシンに白や赤なども含めたカラーバリエーションが展開されました。
「デロンギには単機能のよさがあります。ダイヤルも手回しですし、タイマーもゼンマイ式とシンプル。使うとよさがわかります」とデロンギ・ジャパンの酒井雅子さん。日本でデロンギといえば、オイルヒーターとエスプレッソマシンでのシェアが高いのに、イタリアではエアケア製品やグルメクッキング家電、ハウスキーピング製品など、多岐にわたる商品の認知度が高いブランドです。オイルヒーターをきっかけに知名度を上げたデロンギですが、現在はライフスタイルを提案する企業としての道を歩んでいます。今後もコラボや新シリーズの開発など、目が離せません。

取材・文/武位教子 取材協力/デロンギ・ジャパン